新たに5人体調不良 「紅麹」問題 道内累計84人

新たに5人体調不良 「紅麹」問題 道内累計84人

 小林製薬(大阪市)が製造した紅麹(こうじ)原料を含むサプリメントが原因とみられる健康被害が相次いでいる問題で、道は16日、新たに道内在住の5人が体調不良を訴えることを確認したと発表した。道内で健康被害を疑われる人は累計で84人となった。

   保健所別で5人の居住地は、札幌2人(40代と60代女性)、苫小牧1人(50代男性)、室蘭1人(60代男性)、渡島1人(50代男性)。このうち札幌と渡島の3人が通院している。

   いずれも同社製の「紅麹コレステヘルプ」を摂取。腎機能低下、倦怠(けんたい)感、体の痛み、尿の色の異常などを訴えている。

   道内の保健所に寄せられた道民や事業者からの相談件数は、15日までに計220件となった。