60歳以上の苫小牧市民が学ぶ市長生大学の2024年度入学式が17日、市文化交流センターで行われた。新入生76人は来賓や上級生の祝福を受け、学生生活の幕開けを笑顔で迎えた。総長の福原功教育長は「地域社会では高齢者の力が求められている。心の若さを保ち、元気に学びを深めてほしい」とエールを贈った。
来賓の山本俊介副市長は「これからの大学生活が、新鮮で活力に満ちた実りの多い日々になることを願っている」と岩倉博文市長の祝辞を代読。新入生を代表して北長生大学の関和子さん(74)が「出会いを大切にし、新しい自分探しに挑戦するとともに、長生大学の学生として誇りを持ち、仲間と共に学び成長します」と誓った。
式の後、フラダンスクラブや合唱クラブによる歓迎のアトラクションも行われた。
市長生大学は市民の生涯学習推進を目的に、市教育委員会が設置。今年度は拠点を置く市文化交流センターの指定管理者シダックス大新東ヒューマンサービスが運営を手掛け、市内5カ所の公共施設で歴史や健康、環境、文学などの講座を展開する。17日時点の在籍者数は253人。