国際ソロプチミストは17日、地域や学校のために奉仕する役割を担う「Sクラブ」に駒大苫小牧高校女子硬式野球部を認証した。国際ソロプチミスト苫小牧(後藤裕子会長)がスポンサークラブとして活動を支援する。同日、認証式が同校で行われ、生徒たちは奉仕活動への誓いを述べた。
同苫小牧の設立45周年記念事業。昨年11月、同校で開催した「夢を拓(ひら)く茶話会」で、目標に向かってひたむきに打ち込む生徒たちの姿に感動した会員が、「一緒に活動したい」とSクラブ認証を働き掛けたという。
認証式には部員約30人と同苫小牧の会員11人が出席。後藤会長は「地域や世界に奉仕の心を広げながら、大きな目標を達成してほしい」と激励し、生徒一人ひとりにピンバッジを贈呈した。
Sクラブの会長に任命された篠崎芹さん(3年)は、国際ソロプチミストアメリカ日本北リジョンから贈られた認証状を受け取り、「活動に貢献するのと同時に、(女子硬式野球)日本一の報告ができるように頑張りたい」と意気込んだ。両者は今後、オフシーズンなどを利用し、地域をより良くするための活動を共に進める考え。
国際ソロプチミストは女性による国際的な奉仕団体。青少年のボランティア精神を育成するため、中高生の奉仕グループをSクラブに認証して支援している。苫小牧高等商業学校もSクラブに認証されている。