夕張メロン初競り結果を報告 厚谷夕張市長が前市長の鈴木知事に

夕張メロン初競り結果を報告 厚谷夕張市長が前市長の鈴木知事に
夕張メロンの初競り結果を鈴木知事に報告した厚谷市長(右)と加藤組合長(左)=24日、道庁

 夕張市の厚谷司市長と同市農協の加藤春之組合長は24日、道庁を訪れ、夕張メロンが同日早朝に札幌市中央卸売市場で行われた初競りで、過去4番目となる1箱(2玉)300万円の高値で競り落とされたことを、前夕張市長の鈴木直道知事に報告した。

   過去最高は2019年にポッカサッポロフード&ビバレッジ(名古屋市)が競り落とした2玉500万円。今年落札したのは地元夕張市の夕張メロン梱包会社「ホクユーパック」で3年連続。過去2番目だった昨年の350万円は下回った。

   厚谷市長は「農家の皆さんのたゆまぬ努力の成果で、本日の初競りには約1700玉を出荷できた」と説明。「夕張のブランド、夕張メロンへの期待の大きさを感じており、今後も産地としてしっかり守っていきたい」と述べた。加藤組合長は春先の温暖な天候により順調に生育していることを報告し、「6月までは大玉傾向が続くのでは」と見通しを語った。

   知事は例年より多い1700玉以上の初出荷数について「前市長として、とてもうれしい」とし、「ご祝儀相場」で300万円の高値となったことも「毎年、朝からそわそわしている。今年も高い評価を得て、良かった」と笑顔を見せた。「北海道を代表するブランドであり、今後も皆さんと連携してしっかりPRしていきたい」と語った。