港湾機能の強化求める 胆振総合振興局、室蘭開建に要望書 苫地方期成会

港湾機能の強化求める 胆振総合振興局、室蘭開建に要望書 苫地方期成会

 苫小牧地方総合開発期成会(会長・岩倉博文苫小牧市長)は30日、胆振総合振興局と室蘭開発建設部を訪れ、2025年度の重点開発に関する要望書を提出した。次世代半導体製造ラピダス(東京)が千歳市で進める工場建設に伴う経済波及効果の促進と周辺環境の整備を新たに盛り込むなど、道や国に対して22項目を訴えた。

   ラピダス関連以外では、東胆振1市4町共通の最重点要望は「北海道新幹線札幌延伸に伴う対応」「鉄路の維持存続と利便性の向上」など11項目。市町別では「物流効率化に向けた港湾機能の強化」(苫小牧市)、「復興拠点施設等整備・まちなか再生に向けた支援」(むかわ町)を取り上げた。

   重点要望事項は「活力ある地域産業の発展と賑わいのある地域づくり」など4分類、10項目をまとめた。

   7月に中央要望などを予定している。