小原流苫小牧支部(石間友子支部長)は1日、苫小牧市東開文化交流サロン多目的ホールで今年度の苫小牧地区伝統文化いけばなこども教室をスタートさせた。初回は10人が参加。アレンジメント用はさみの使い方や花を長持ちさせる「水揚げ」の仕方を学習。小笠原流の基本である「たてるかたち」への理解を深めた。
参加者はメインの「主枝」とそれを目立たせる「客枝」を意識しながら、キンギョソウ、ガーベラ、マルバルスカスをはさみで最適な長さにカット。一人一人の感性で作品を仕上げた。
ウトナイ北の山崎光陽君(8)は「主枝が目立つように生けた」、石田祐愛ちゃん(5)は「カラフルできれい」と満足そう。3年前から同教室に通っている明野元町の前遥月さん(8)は、作品を自宅に飾る予定で「バランスを意識した」と笑顔。母親の真菜さん(36)は「花があると家が明るくなる」と話した。
次回は29日に開催。生け花と小笠原流の歴史を学び、横に広がるように生ける「かたむけるかたち」の習得を目指す。
15日からは厚真町青少年センターで「厚真地区伝統文化いけばな親子教室」がスタート。全7回(参加費は各回900円)を予定している。
申し込み、問い合わせは上田敦子さん 電話090(5077)8279。