全道的に暖かい空気に覆われる日が多かった5月、東胆振地方各地の月平均気温は11・7~12・8度で、平年値を1・1~2・1度上回った。気象庁によると、全6観測地点のうち苫小牧市と白老町白老、むかわ町鵡川の3地点で同月の観測史上最高を更新した。
観測地点別に見ると、厚真町の12・8度が最高で、鵡川とむかわ町穂別12・4度、苫小牧市12度、白老11・8度、白老町森野11・7度と続いた。
月平均気温の最高記録更新は苫小牧と白老で2016年以来、鵡川は19年以来。この他、5月の平均気温の高い順で森野が2位、厚真町は3位、穂別は4位だった。
札幌管区気象台によると、5月はたびたび寒気が流入し、気温の変動が大きかった一方、高気圧に覆われ、晴れた日も多く「特に中旬は暖かい空気が流れ込みやすかったため、気温はかなり高めだった」と説明する。
9日までは晴れた日が続き、気温は平年より高めに推移する見通し。