新道展苫小牧支部展が16日まで、苫小牧市民活動センター1階ギャラリーで開かれている。会員9人の絵画や彫刻など24点が並ぶ。
豊川町の内海一弘さん(71)は、チベット自治区の集落を描いた油彩「天空都市」(F100号)や「喜・楽」(S100号)「怒・哀」(同)を出品。「喜・楽」と「怒・哀」にはそれぞれキャンバスいっぱいに400人の笑顔、泣き顔などが描かれ、見る人に強烈なインパクトを与える。
「素材探しに1年を費やし、3カ月ほどで描いた。人がやらないテーマで表現している」と内海さん。同じ絵画教室で学んだという、白老町の主婦久保美樹子さん(70)は「意外性ある作品に、発想の豊かさを感じる」と感心していた。
展示作品は、8月28日に札幌市民ギャラリー(中央区)で開催される「第68回新道展」(新北海道美術協会主催)にも出展される。