2日午前1時5分ごろ、苫小牧港・西港の苫小牧西防波堤灯台付近で、川崎近海汽船が運航する八戸発苫小牧行きのフェリー「シルバーブリーズ」(8901トン)が座礁した。
同署によると、西港フェリーターミナルに停泊しようとしたが消波ブロックに乗り上げ、制御不能となった。乗客119人と乗員21人にけがはなく、浸水や油漏れなどの被害も確認されていない。
同日午前10時半ごろ、潮が満ち始めるタイミングでタグボートによるえい航を予定している)。
現場は西港フェリーターミナルから南西に約2・5キロ。当時の天候は曇りで、東の風2メートル。
同社によると、2、3両日のシルバーブリーズは上下便とも運休。4日以降の運航については船の損傷状況を見極めて決める。同社の他の3便は予定通り稼働するが、新規の予約受け付けは停止している。
西港フェリーターミナルを運営する苫小牧港開発によると、同日午前1時半発を予定していた商船三井さんふらわあのフェリーの出港が10分ほど遅れたが、その他の運航に影響は出ていない。