苫小牧市男女平等参画推進センターは6、20の両日、市民活動センターで防災講座を開く。能登半島地震の被災地の状況から、平時の備えの大切さを考えるとともに、多様な視点を生かした地域社会づくりが防災力につながることを学ぶ。両日とも午後1時半~同4時で参加無料。どちらかのみの参加も可能。
6日は能登半島地震の被災地で避難所支援を行った一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと(青森市)の担当者が、「能登半島地震からみえる現状と課題」と題して講演。苫小牧市防災ハンドブックの活用や自助についての講話も行う。
20日は独立行政法人国立女性教育会館(埼玉県)の萩原なつ子さんが、多様な人が尊重される社会と防災力の関係性について講演する。両日とも、参加者が自身の考えを深めるワークショップも行う。
災害をきっかけに、高齢者や障害者、子どもや女性、性的少数者などが困り事を抱えるケースは多く、能登半島地震の被災地でもこれらの問題が指摘されている。同センターの担当者は「多様な視点から防災について学ぶことで、誰もが生きやすい社会を考えるきっかけになれば」と話している。
申し込みは同センター 電話0144(32)3544。