SDMの無事故無災害誓う 出光道製油所で安全大会

SDMの無事故無災害誓う 出光道製油所で安全大会
作業員が安全への意識を高めた大会

 12日から4年に1度の大規模定期補修工事、シャットダウンメンテナンス(SDM)を実施している苫小牧市真砂町の出光興産北海道製油所(原英之所長)は16日、SDMの安全大会を開いた。同社や協力会社など24社から約2800人が参加し、無事故無災害の工期終了を誓った。

   前回の2020年は新型コロナウイルス感染対策で、安全大会も協力会社の代表者ら約50人に限定したが、今回はこの日工事に参加している全員が参加。安全作業への意識を高めた。

   悦浩志副所長はあいさつで「先行工事を含めて本日まで、大きな災害、事故なく作業が進んでいる」と述べ、「安全意識をしっかりと向上し、命を守る基本的なルールを守って」と訴えた。

   苫小牧労働基準監督署の中島貢署長も、作業中の熱中症対策を呼び掛けつつ「死亡災害ゼロ、災害ゼロを達成して」などと訓示した。

   運転部門や保全部門、協力会社の代表が決意表明し、安全スローガン「伝えよう仲間を思うあなたの声、伝わる職場に事故はなし」を唱和。同製油所の「ご安全に」の精神を共有した。

   SDMの工期は9月末まで。今月末ごろの作業ピークでは1日当たり約4000人が従事する。