さっぽろ夏まつり開幕 国内最大のビアガーデン 初日から大にぎわい 来月16日まで

さっぽろ夏まつり開幕 国内最大のビアガーデン 初日から大にぎわい 来月16日まで
9000席以上を用意した国内最大の「大通ビアガーデン」も開幕=19日、大通公園西5丁目会場

 道都の夏の風物詩、第71回さっぽろ夏まつり(札幌市、札幌観光協会など主催)が19日、開幕した。メイン行事の国内最大の「大通ビアガーデン」も中央区の大通公園で始まり、あいにくの雨模様となったものの初日から大にぎわいに。期間中、8月11日からは名物「北海盆踊り」もスタートする。8月16日までの29日間、ロングランで札幌の夏を盛り上げる。

   国内最大の9000席以上を用意した伝統のビアガーデンは、今年も大通公園の西5~11丁目(9丁目除く)に計6会場を開設。キリン、サッポロ、アサヒ、サントリーの国内4大ビールメーカーがそれぞれ会場を設けたほか、100種類以上のビールが楽しめる「世界のビール広場」や、本場ドイツの樽生ビールとドイツ料理を楽しめる「札幌ドイツ村」もお目見えした。開催時間は連日、正午~午後9時。8月14日まで店開きする。

   初日は大通公園西5丁目の「サントリー ザ・プレミアム・モルツ ガーデン」で、オープニングセレモニーを実施。主管する夏まつり実行委員会の笹原晶博会長が「このビアガーデンは1959年から始まり、今や夏の札幌の風物詩として市民や多くの観光客が楽しみにしている。国内最大のビアガーデンで札幌の短い夏を存分に楽しんでほしい」とあいさつ。札幌市の秋元克広市長の発声で乾杯し、真夏のビッグイベントが始まった。

   昨年のビアガーデンの来場者数は88万6000人で、ビール消費量は33万4182リットル。コロナ禍前の2019年実績と比べ8割弱まで回復している。今年はコロナ前の水準まで増加することが期待されている。

   また、大通公園西2丁目会場では8月11日から16日まで、第1回の夏まつりから続く伝統の「北海盆踊り」を開催。外国人観光客にも人気の行事となっており、踊りの輪を広げる。

   この他、狸小路商店街では「第71回狸まつり」が19日から始まり、8月16日まで開催。8月1~3日は、ススキノ地区でも「第60回すすきの祭り」が開かれる。