10月に推し活フェス 好きなものを発表 参加者募集中

10月に推し活フェス 好きなものを発表 参加者募集中
推し活フェスティバルへの参加を呼び掛ける高校生スタッフ(提供)

 苫小牧市内のコンサルタント業、ライフキャリア・プラス(大澤千絵社長)は26日まで、10月に開催する「推し活フェスティバル」の参加者を募集している。自分の好きなものや夢中になっていることを、ほかの人に伝える―という企画で、小中学生や高校生、工業高等専門学校生が対象。高校生スタッフが発表をサポートする体制も整えており、大澤社長は「人前で発表するのが苦手な人も安心して思う存分、好きなものについて語ってもらいたい」と話す。

   同フェスは10月27日、市民会館で開催予定。性別や人種、障害の有無などにとらわれることなく、参加者が今、夢中になっていることを発表し、会場全体で子どもたちの頑張りや情熱を応援する初めての取り組み。自分の思いをほかの人に伝え、それが受け入れられるという経験を通じて自信を付けてもらうのが狙いで、子どもの育ちに関する講演会も行う考えだ。

   発表は1人20分程度。漫画、アニメ、イラスト、音楽、アイドル、乗り物、映画、動物、ゲームなど得意なことや好きなものであれば内容のジャンルは問わない。発表方法も、原稿を読み上げる、自作の動画を上映する、実演する―など、自由に考えて選択することができる。

   開催に向け、市内の高校生5人がボランティアスタッフとして協力。好きな活動に取り組んだり、好きな対象を応援したりすることを指す「推し活動(推し活)」をイベント名に提案したのも同スタッフで、参加者が安心して発表に臨めるよう当日のプログラム進行についても話し合いを進めている。今後は、各参加者とペアを組むなどして発表内容や方法を考えたり、準備したりといったサポートを行う。

   大澤さんは「子どもたちが将来、どんな自分になりたいかを考えて行動するためには、好きなものや活動の存在は大切」と指摘。「『自分は自分でいい』と自信を持ってもらえるようなイベントにしたいので、ぜひ大勢の子どもに参加してもらいたい」と話している。

   参加者は同社ホームページの申し込みフォームで受け付けている。問い合わせは大澤さん 携帯電話090(5957)5458、メールc.osawa@lc―plus.jp。