苫小牧市内の小学生と親を対象にした体験航海イベント「苫小牧港ポートウォッチング」が7月31日、苫小牧港・西港で行われた。153組の応募の中から抽選で参加した33組76人の親子連れなどが、北海道開発局の港湾業務艇はやぶさ(19トン)に乗船。約30分間のクルージングを楽しんだ。
7月の「海の月間」に合わせて毎年実施しているイベントで、海の月間苫小牧地区実行委員会が主催した。はやぶさは、RORO船(フェリー型貨物船)などが停泊する西港本港地区やフェリーターミナル付近を周遊。甲板に出られる時間も設け、参加者は停泊するフェリーやサイロの大きさに目を見張った。
将来海上自衛官になるのが夢という苫小牧拓勇小2年の渡邉恒之介君(8)は「船のスピードが速くて楽しかった」と満足した様子。家族4人で乗船した苫小牧清水小6年の井口遥果さん(11)は「フェリーなどの大きな船が見られて良かった」と喜んだ。