神秘的なミール見学 科学センターで夜間開館 苫小牧

神秘的なミール見学 科学センターで夜間開館 苫小牧
ライトアップされた宇宙ステーション「ミール」の予備機を見て回る来館者

 苫小牧市科学センターは1日、夜間開館を実施した。普段は午後5時までの開館時間を同8時半まで延長。市内外から約360人が訪れ、工作体験などを楽しんだ。

   夜間開館は仕事などで通常の開館時間内に足を運べない人のため毎年、夏休みと冬休みに実施している。延長時間には科学教室やプラネタリウム投影などを行い、子どもが保護者と来館して科学に触れる機会となっている。

   この日は、工作教室「ヒラヒラグライダーを作ろう」や、風の発生の仕組みを学ぶ科学教室などを開いた。

   同センターに併設されたミール展示館で常設展示している宇宙ステーション「ミール」の予備機は、風をイメージして機体をエメラルドグリーンにライトアップ。来館者は神秘的な光景に見入っていた。

   苫小牧清水小学校3年の中村渚さん(8)は「昼間とは違う雰囲気で、夏休みの良い思い出になった」と笑顔。双子の妹楓蘭さん(8)も「緑の光がきれいで、宇宙空間にいるみたい」と目を輝かせた。