苫小牧市若草町のHISAE日本語学校(五十嵐啓子校長)は2日、苫小牧署生活安全課の内田篤巡査部長を同校に招き、学生45人に防犯指導を行った。犯罪に巻き込まれやすい夏休み期間(4~27日)を前に、自転車盗やSNS利用時の注意点について講義した。
内田巡査部長は、盗難被害に遭う自転車は「ほとんどが無施錠」と指摘し、二つ以上の鍵を付けることを勧めた。またSNS利用時に、知らない人から高報酬のアルバイトを紹介されても承諾してはいけないと注意。「知らないうちに犯罪の片棒を担いでしまう危険性がある。変だと思うことがあれば相談してほしい」と呼び掛けた。
学生らは自転車の施錠を約束し、ミャンマー出身のキン・ヤダナさん(24)は「苫小牧での夏休みは初めて。犯罪に巻き込まれないよう気を付けて楽しく過ごしたい」と話した。