苫小牧市科学センターは8日、「夏休み木工教室」を同館で開催した。市内の小中学生が、北海道の形をした木製パズルの制作に挑戦した。
木のぬくもりを感じながら糸ノコなどの工具の使い方などを学んでもらうのが目的。小中学生が対象で、親子12組が午前と午後の2回に分かれて参加した。
講師は同館の元館長細川正直さん(76)。参加者はまず、糸ノコを使って板に描かれた北海道の形をくりぬいた。次に道内14支庁にカットし、最後はそれぞれのパーツの角を紙やすりで丸くした。
完成すると早速、パズルで遊び、「十勝」「オホーツク」など北海道の地名を声に出して学習していた。
苫小牧西小学校1年の奥煌牙君(7)は「(糸ノコで)ギコギコと切る時、木はこんなに堅いんだと実感した。夏休みの自由研究として提出しようと思う」と笑顔を見せた。