苫小牧市遺族会(三海幸彦会長)は9日、市内高丘の緑ケ丘展望台にある忠魂碑の清掃活動を行った。終戦記念日(15日)に忠魂碑前で予定する戦没者慰霊祭に向けた活動で、会員12人が市、市社会福祉協議会の職員と一緒に汗を流した。
会員は小さなくわを使って周辺の雑草を除去した他、ブラシで碑石をこすり、土ぼこりを落とすなどしていた。
「自分も高齢になったが、犠牲になった人のためにもできる限り活動を続けたい」と自らに檄(げき)を飛ばし、作業に打ち込む会員もいた。
三海会長は「今年も無事に作業を終えられ、きれいな状態で慰霊祭を迎えることができる」と喜んでいた。
慰霊祭は15日午前11時57分から市民会館で開催される市平和祈念式典の閉会後、忠魂碑前で行われる。参列者は市民会館、忠魂碑間の貸し切り送迎バスを利用できる。