【パリ時事】パリ五輪第15日は9日、日本勢のメダルラッシュに沸いた。今大会から採用された新競技のブレイキン(ブレイクダンス)は、女子の湯浅亜実(ダンサー名AMI)が決勝に進出。軽快な音楽に合わせて、独創的でキレキレのダンスで相手を下し、この種目初の金メダルに輝いた。レスリング男子フリースタイル57キロ級決勝の樋口黎(ミキハウス)は、ポイントを先取されながら第2ピリオドに逆転。そのまま押し切った。女子57キロ級の桜井つぐみ(育英大助手)は、強気の攻めを続けて相手に隙を与えず圧勝し、ともに金メダルを獲得した。
日本の金メダルは16個となり、海外開催で最多だった2004年アテネ大会に並んだ。また日本勢の夏冬の五輪で獲得した金メダル数は合計200を超え、202となった。
スポーツクライミング男子複合決勝で、17歳の安楽宙斗(JSOL)が惜しくも銀。レスリング男子フリースタイル74キロ級の高谷大地(自衛隊)、女子62キロ級の元木咲良(育英大助手)は決勝に進み、銀以上が確定した。
卓球男子団体は地元フランスと3位決定戦に臨み、最終試合までもつれる接戦を演じたが最後に屈した。ゴルフは女子の第3ラウンドが行われ、山下美夢有は68をマークして通算7アンダーとなり、首位と2打差の3位と好位置につけた。 陸上男子400メートルリレーの日本は5位だった。