2025年用の年賀はがきが4日、苫小牧市若草町の苫小牧郵便局に搬入された。到着した約71万枚のはがきは同日中に胆振、日高地方の郵便局65局に届けられる。
同郵便局ではこの日午前9時ごろ、局員6人がトラックに積まれた年賀はがき入りの段ボール箱178個をリレー方式で手際よく運び込み、作業は15分ほどで終了した。
日本郵政によると、道内の年賀はがきの当初発行枚数は5498万枚。デジタル化の影響もあり、例年より2割減少した。1日からの郵便料金改定で、1枚63円から85円に値上げとなる。
絵入りはがき(90円)のデザインは、25年の干支(えと)である「巳」をモチーフにした「宝袋と蛇」やエゾタンポポとキタキツネが春の羊蹄山を背景にたたずむ北海道限定版の絵柄など6種類。
販売は11月1日からで、郵便局の他、コンビニエンスストアなどでも購入できる。同局総務部の滝本祐子課長代理(37)は「年賀はがきをもらったり、送ったりする伝統を楽しんでほしい」呼び掛けている。