カンボジアから3人入社 足場工事のリプロ 3年間技能実習

カンボジアから3人入社 足場工事のリプロ 3年間技能実習
(左から)ニアンさん、シアンさん、プランさんと成田社長

 足場工事のリプロ(成田敦社長)は9月30日、苫小牧市表町の本社でカンボジア人技能実習生3人の入社式を行った。室蘭営業所に配属され今後3年間、共同生活を送りながら高所作業を専門とする「とび」の実習訓練に励む。

   3人は、シアン・ピアクトラーさん(32)、ニアン・サマイさん(28)、プラン・ワンナクさん(26)。昨年初めて入社した2人に続く2期生で、今年2月にカンボジアでの面接で採用した。半年間の日本語研修の後、8月に来日し、国内で足場組みや日本語研修を受けてきた。

   成田社長はクメール語で「日本へようこそ。日本で学んだことを故国に持ち帰ることができるよう一緒に頑張りましょう」と激励。一人ひとりに入社証書を手渡し、握手を交わした。新入社員を代表してプランさんは「高い技術を習得してカンボジアへ持ち帰ることを誓います。3年間頑張ってお金を稼いで家族の生活を支えます」と流ちょうな日本語で決意を表明した。

   リプロは、マンション大規模修繕工事と足場工事の成田屋(本社東京)の100%子会社。成田社長は「カンボジア人は勤勉で学ぶ意欲が高い」と話し、積極的に受け入れている。