市立病院LED化でCO2削減 市議会決算審査特別委

市立病院LED化でCO2削減 市議会決算審査特別委

 苫小牧市議会の企業会計決算審査特別委員会(首藤孝治委員長)は4日、2023年度同会計決算の審査を続行した。市立病院で院内照明の発光ダイオード(LED)化を完了した際の試算として、市は「電力34万キロワット時、経費800万円、二酸化炭素(CO2)181トンの削減効果が期待される」と述べた。

   神山哲太郎氏(公明)への答弁。

   同院は22~25年度、蛍光灯と白熱灯計5295台を更新する予定。経営管理課は23年度について「病棟の一部やエネルギー棟など1077台を切り替え、年間電力約3万キロワット時、80万円、CO2は17トンの削減効果があった」と説明した。

   山田隆子氏(新緑)は、水道事業で災害時の対応を質問。8月下旬に発生した全道的な大雨の影響により、日高町で水道水が濁水したのを受け、9月2~6日に市職員計8人が現地に泊まり込んで支援したといい、水道課は「苫小牧で災害が発生した時にも適正な対応ができるように技術を継承していきたい」と話した。

   同特別委は同日、3特別会計、4企業会計の23年度決算を全会一致で原案通り認定した。