心機一転で多種多様に まちゼミ、15日スタート 予約受け付け中

まちゼミをPRする商店会や参加店のメンバーら

 苫小牧市で商店の店主らが講師となり、知識や専門技術を教えるイベント「得する街のゼミナール・まちゼミ苫小牧」が15日~11月14日、計33講座が市内各所で開かれる。11回目を迎える恒例行事だが、昨年の中止を経て、主催は今年から「とまこまいWEB(ウェブ)商店会」(石澤ともみ会長)が受け継いで心機一転。講座内容の幅を広げ、希望者を募っている。

   まちゼミは市内中心部の商店街で2012年度に始まったイベント。商店の店主やスタッフが講師となり、ワークショップや講座で知識や技術を伝えて交流することで、各店の「ファン」拡大や商店街の活性化につなげてきた。

   しかし、近年は苫小牧駅前通商店街振興組合と苫小牧駅通中心商店街振興組合が主催していたが、ポスターやチラシの制作など宣伝・広告費がかさむことがネックに。事務手続きの煩雑さも手伝い、昨年は開催を見送っていた。

   このため「とまこまいWEB商店会」が事業を引き継ぐことを決め、6月に勉強会を開くなど準備を進めてきた。同商店会は市内の企業や個人事業主らが集まり、SNSをはじめインターネットを活用して活動を広げているとあり、講座も多種多様となった。

   市内の商店や企業など26カ所で33講座を設ける予定。内容は時計作りや宝石のリフォーム、マッサージのやり方や魚のさばき方、クラフト体験、マジックやボードゲーム、インターネットの活用法、工場見学などさまざまだ。

   7日午後8時から同商店会ユーチューブで動画を配信して紹介する予定で、石澤会長は「幅広く面白い内容になっている。楽しんでほしい」とアピールする。

   また、トマコマイハブ(大町)や参加店でチラシを配ってPRしている他、QRコードからつながるウェブサイトでも紹介している。

   参加は無料だが、材料費が必要な講座もある。希望する講座を開く店などに電話で申し込む。講座ごとの先着順で定員になり次第締め切る。まちゼミ全般の問い合わせは、正午~午後7時に事務局のセレクトスポーツ 電話0144(84)1448。