日本料理研究会苫支部睦会 発展願う「四條公祭」

日本料理研究会苫支部睦会 発展願う「四條公祭」
玉串をささげる藤田会長

 北海道日本料理研究会苫小牧支部睦会(藤田恵二会長)は6日、料理の神様に感謝し、技術向上を願う神事「四條公祭」を苫小牧市表町のホテルウィングインターナショナル苫小牧で行った。

   同会は地元の料理人をはじめ、飲食店やホテルの経営者らで組織し、86年目を迎えた。この日は全道各支部の代表など67人が出席。包丁やお膳、お神酒、米、山海の幸などを供えた祭壇に玉串をささげ、日本料理の発展を願った。

   また、3日に旭川市で開かれた北海道神社庁神社総代関係者大会で樽前山神社苫小牧包丁塚料理人会が表彰されたことを受け、表彰状の伝達が行われた。

   神事後の懇親会で、藤田会長は「猛暑と台風の影響で魚介類、農作物に大変な被害が出た。海の幸、山の幸に異変が起きる中で、料理の神様に感謝する料理人にとって大切な一日」と述べ、食を通して社会に貢献していくことを誓った。