胆振総合振興局と日高振興局は8日、成長市場向けマーケティング支援事業「食のブランド・ステップアップ相談会」を苫小牧市内のホテルで開いた。対象分野を食に限定し、胆振・日高の12企業が商品の開発や改良などについて相談した。
新たな成長市場をターゲットにした道産食品の磨き上げ、販路拡大を支援する道の事業で、北洋銀行と共催。道内外の百貨店やスーパー、EC(電子商取引)サイトなどのバイヤーなどの専門家が対面で相談に応じ、開発中の商品も含めた販路拡大などについてアドバイスした。
はすかっぷサービス(市元中野町)の大西陽一開発研究部長は「初めて会うバイヤーと話すことができ、反応も良かった。さまざまなハスカップ製品を紹介できた」と手応え。北寄魚醤(ほっきぎょしょう)を製造・販売するTSOスタッフ(市日新町)の太田正輝代表も「北海道に魚醤文化を根付かせるには宣伝が重要」と多くのバイヤーに会う意義を実感していた。