苫小牧総経高 生徒開発パンなど3品試食 商品化目指す

苫小牧総経高 生徒開発パンなど3品試食 商品化目指す
試作品の出来を確かめる生徒たち

 苫小牧総合経済高校流通経済科の3年生33人が開発を進める新商品12品のうち3品を、菓子・パン製造販売三星(苫小牧市糸井)が試作し11日、同校で試食会を開いた。生徒から改良点などの意見を聞き、11月初旬からの販売を目指す。

   試作したのは、道内産アロニアとハスカップを入れたパン「アロカップ」と、菓子の「すいぽて」「クロッカン」の計3品。

   「アロカップ」を考案したグループの伊藤玲央菜さん(17)は「当初よりジャムが少し甘くなり、ハスカップが強調された」と話し、ふんわりとした食感に感激した様子。課題にはジャムが染み出る点を挙げた。道産サツマイモを使った「すいぽて」を手掛けた古田憂乃さん(17)は「試作品に選ばれてうれしい」と喜び、「アロニアのクリームと果実がトッピングされて、さらに甘くおいしくなった」と商品化に期待を膨らませた。

   三星企画広報課の佐藤巧課長は「試作の完成度を高め製品化したい」と話し、「アロカップ」と試作にはなかった「ホッツァカレーパン」(ホッキカレーとチーズが入ったパン)を早ければ11月上旬にも販売する。菓子類は年明けに順次、商品化する予定。