ティラノサウルスの着ぐるみ姿で競争する「ティラノサウルスレースinとまこまい」が13日、苫小牧市錦西町の北洋大学で開かれた。全国的にも人気の企画で、市民や同大の留学生ら約100人が参加。必死に走る姿に、会場から大きな声援が送られていた。
苫小牧工業高等専門学校の学生を中心とする市民団体「苫小牧やさしいまちを作る会」が主催。昨年に続き2回目で、「オスの部」や「メスの部」など部門ごとに、徒競走やリレーを繰り広げた。
空気で膨らませた着ぐるみに入って走るため動きづらく、転倒したりバランスを崩したりする参加者も。着ぐるみの首を大きく横に振り、足をもつれさせながらコミカルに力走する姿に観客からは笑い声も上がっていた。
娘や息子らと一緒に参加した市内澄川町の会社員野口英樹さん(54)は「着ぐるみに入ると(前が)見えづらくて大変。子どもたちと一緒に出場でき、良い思い出になった」と笑顔を見せた。