新鮮魚介類に行列 苫漁協青年部が「朝市」5年ぶり開催

新鮮魚介類に行列 苫漁協青年部が「朝市」5年ぶり開催
ホッキ貝が人気を集めた朝市

 苫小牧漁業協同組合青年部(天満祐太部長)は12日、市民向け還元イベント「朝市」を苫小牧港・西港漁港区で開いた。苫小牧沖で取れたホッキ貝など5品目を安価で売り、岸壁は市民らでにぎわった。

   新型コロナウイルス禍で中止していたため、2019年以来5年ぶり。ホッキ貝は7個1000円、イカやズワイガニは3杯500円など、前浜産の新鮮な魚介類を安価で並べた。

   開始前から市民ら約100人が列を成し、ホッキ貝などが飛ぶように売れた。市内明野新町の相澤留美子さん(73)は夫婦でホッキ貝を買い求め「お刺し身やバター焼き、カレーにしたい」と喜んでいた。

   天満部長(33)は「前浜産の魚がおいしいことと、若い人が頑張っていることを、たくさんの人に知ってもらいたい。今後もできる限り開いていきたい」と話していた。