苫小牧市王子町の苫小牧ふたば幼稚園(渡部麻子園長)は10日、苫小牧信用金庫本店(表町)の協力を得て、避難訓練を行った。0~5歳児181人と職員35人が参加。地震と津波を想定し、同園から同信金7階まで避難した。
園児たちはサイレンとともに避難指示の放送が流れると、防災頭巾を被って素早く園を出た。避難の際には、押さない、駆けない、しゃべらない、戻らないの頭文字を取った「おかしも」の合言葉を心掛け、非常階段を上って7階休憩室にたどり着いた。
奈良壱桜ちゃん(6)は「サイレンにびっくりしたけど、前の子とはぐれないように避難できた」と話した。同信金総務部の山中正一主幹は「有事の際には、いつも通り先生の言うことを聞いて行動してほしい」と園児たちに語り掛けた。