苫小牧市高齢者福祉センターはこのほど、施設利用者によるイベント「Wひろしによるマジックショー」を同施設で開催した。昨年に続き2回目で、手品が得意な乙坂洋さん(76)=春日町=と南條洋さん(80)=三光町=の「2人のひろし」が不思議なマジックを繰り広げ、来場者約50人を楽しませた。
高齢者の活躍の場として開いた自主事業。
乙坂さんは、昭和後期のテレビ番組「輝け!日本一マジック大賞」に北海道代表で出演した経験の持ち主。舞台では、手元で発火させたり、帽子からコーラを何本も取り出したりするマジックを披露した。
南條さんは苫小牧マジック同好会に22年在籍した経験があり、現在も図書館やコミュニティセンターで手品を披露している。体のあちこちからコインを出したり、観衆の考えを当てたりし、成功するたびに観客を笑顔にさせた。
市啓北町の原仁さん(91)は「昨年に続き、楽しみにしていた。トークも面白く、種や仕掛けが気になる素晴らしいマジックだった」と拍手を送った。