苫小牧市は18日まで、乳がんの早期発見や診断、治療の重要性を伝えるピンクリボン月間の10月にちなんだ普及啓発パネル展を市役所1階ロビーで開いている。今年は「ピンクリボンジャック」と称し、ピンク色の風船などで飾り付け、訪れた市民にアピールしている。
乳がんについての解説や乳がん検診を受診できる施設の紹介、治療の流れや費用例、自分の乳房の変化に意識を向ける「ブレスト・アウェアネス」などをまとめたパネル7枚を展示。啓発リーフレットも無料で配っている。
「ピンクリボンジャック」はピンク色のリボンや風船、花などでロビーを華やかに彩った。さらに双葉だけボラの会が協力し、市公式キャラクターとまチョップの縫いぐるみもピンク色の衣装を着て、啓発活動に貢献している。
展示を見た市内ときわ町の主婦太田秀美さん(82)は「私も乳がんの経験がある。早めに検診を受けてほしい」と話していた。市健康支援課は「乳がんの知識を深めて、検診受診などの行動変容につながれば」と期待している。