17日に厚真町の農場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザの感染が確認され、同日午前から肉用鶏の殺処分を進めていた道は、18日午前7時に鶏全1万9781羽の殺処分を終えた。
道職員が17日午前10時すぎから同農場で、常時60人・24時間体制で殺処分を進め、作業を終えた。今後は21日までに埋却や鶏舎の消毒などの作業を終える見通し。
また、半径3キロ以内を移動制限区域(農場2戸、約32万羽)に、半径3~10キロ以内を搬出制限区域(農場3戸、約39万羽)として監視を強化している。
これら区域を含めたすべての防疫措置を終えるまで21日間を想定している。
道は、鳥インフルについて「感染した鳥と密接に接触するなど特殊な場合を除いて通常では人に感染しない」と説明し、道民に冷静な対応を呼び掛けている。
また、道は関連中小企業などから経営や金融に関する相談に対応するため、道庁と胆振総合振興局に相談窓口を設置。平日の午前8時45分~午後5時30分に対応している。