苫小牧青翔中学校吹奏楽部(玉置ののは部長)は13日、苫小牧市文化会館で第8回定期演奏会を開いた。部員45人が、来場した保護者や市民約470人を前に息の合った美しい音色を響かせた。
演奏会は3部構成で、第1部では今年度の全日本吹奏楽コンクールの課題曲「メルヘン」などクラシックを3曲披露。第2部では流行曲や懐かしのJ―POPを中心に、Adoの「唱」やKANの「愛は勝つ」などを演奏した。第3部ではフュージョンをテーマに「Omens of Love」を奏でた。
同部は、今年度の日胆地区吹奏楽コンクールで金賞を受賞し、道吹奏楽コンクールには4年連続で出場している実力校。来場者は演奏が終わるたび、大きな拍手を送っていた。
市拓勇東町の会社員、坂本正人さん(51)は「(同部でフルートを担当する)娘が、楽しそうに奏でていたので良かった。いい思い出になったのでは」と笑顔。青翔中2年の村山颯さん(14)は「『メルヘン』の最後で盛り上がるところの音色が特にきれいだった」と話していた。