錦多峰川周辺で清掃活動 水を汚染から守る会

錦多峰川周辺で清掃活動
水を汚染から守る会
まとまって出てきたごみを処理する会員たち

 苫小牧市などで組織する「水を汚染から守る会」は16日、市内西部の錦多峰川周辺で恒例の清掃活動を行った。会員86人が約2時間かけて河川敷や道路周辺を巡り、家庭ごみや大型ごみなどを回収した。

   会員はグループに分かれ、錦多峰1号橋から道道樽前錦岡線の口無沼への分岐点まで約8キロ区間で活動。草むらや雑木林に落ちていたペットボトル、空き缶などを集め、タイヤやマットレスなども見つけた。

   ごみは可燃と不燃合わせて約790キロを回収。今春と比べ120キロほど少なかったが、昨秋より約190キロ多かった。市錦多峰浄水場は「残念ながら小さなごみも含めてポイ捨てされている」とし、活動や注意喚起を継続する考えだ。

   同会は市上下水道部をはじめ、苫小牧漁業協同組合、北海道開発局など9団体で構成。水源の錦多峰川を環境汚染から守ろうと2006年に発足し、毎年春と秋に清掃活動をしている。