札幌市を拠点に活動するアーティスト、温室Aさん(本名非公開)の絵画展「ピッギャ展」が27日まで、苫小牧市山手町の飲食店たなかのぴざやで開かれている。ハロウィーンイベントを楽しむ架空の生き物「ピッギャ」と仲間たちの様子を描いたコミカルでかわいらしい作品が並ぶ。入場無料。
ピッギャは温室Aさんが大学生の時に考案したオリジナルキャラクター。鳥のようなくちばしと耳のような突起物がある愛らしいフォルムが特徴だ。温室Aさんはピッギャをモチーフにしたイラストを中心に手掛けている。
今回の個展では、トレードマークの黄色の服から黒い服に着替えたピッギャが、黒猫やカラスと一緒に大鍋で料理をしたり、魔女のようにほうきにまたがったり、お菓子をもらい歩く「トリックオアトリート」をしたりと、ハロウィーンを満喫する姿を表現。アクリル絵の具で合板や画用紙、キャンバスに描いた作品や、万年筆のインクで描いたものなど約30点が並ぶ。
温室Aさんは「ピッギャに出合い、ちょうど10年になる。色々な姿を描いてみたので、ぜひ楽しんでもらえれば」と話す。
展示時間は午前11時半~午後9時。水曜定休。