紅葉シーズンを迎え、苫小牧市内各所で木々の色づきが進んでいる。今季は残暑が長引いた影響か一斉には色づかず、すでに落葉を始めた樹木もある。
北大苫小牧研究林(高丘)でも朝晩の寒さが増す中、カエデやモミジなどの葉が色鮮やかに染まっていた。
青空が広がった24日は、林内の散策者が増え、赤色や黄色などの葉を付けた木々の前で立ち止まり、カメラを向けたりする姿もあった。
初めて同研究林を訪れたという東京都の会社員男性(34)は「木の香りや空気が気持ち良い。東京より一足早く、紅葉を楽しめた」と喜んだ。
林内で紅葉が本格化したのは2週間ほど前で、同研究林は「今年ははっきりした寒暖差があまりなかったためか、色づきはまちまちな印象。葉がすでに落ちている木もあり、見頃は今月末ぐらいまででは」とみている。