苫小牧商工会議所青年部(藤淳一会長)は21日、定期例会を開き、苫小牧市に子育て支援施設の設置を提言をするための意見交換をした。同部は青年の視点からの政策提言を目的に活動。苫小牧には子どもを遊ばせる施設が不足しているとして、市民アンケートを実施した上で提言をまとめることにしている。
講師に市総合政策部未来創造戦略室の成田晃室長を招き、JR苫小牧駅の駅前再整備計画について説明を聞いた。成田室長は「現在はイオンモール苫小牧周辺に大型商業施設が集積している。駅前はまた違う個性的な意味合いを持たせていくべきでは」と指摘。「エスタビルを解体し、公共施設やホテルなどの宿泊施設、立体駐車場、住居、商業を含めた複合施設として整備する考え方もある」と官民共同で開発する意向を示した。
藤会長は「子どものための施設が実現したら、市外から人を呼び込んだり、このまちで子育てしたいという人の定住につなげたりすることができる」としている。