高齢者が作品展示 南地域包括支援センターで文化祭

高齢者が作品展示 南地域包括支援センターで文化祭
さまざまな作品が並ぶ文化祭会場

 苫小牧市新富町の市南地域包括支援センターで、地域の高齢者が手掛けた絵画や手芸などを並べた文化祭が開かれている。年齢を重ねても趣味活動を楽しむ人たちの作品を多くの人に見てもらおう―と初めて企画した。入場無料で11月1日まで。

   小さな布を丁寧に縫い合わせて作ったパッチワークの壁飾りやレース編みのコースター、草花を撮影した写真、かつて仕事で運転していた幼稚園バスを描いた絵画―など多彩な作品を展示。地域内の高齢者施設の利用者が牛乳パックで作った椅子や塗り絵も並び、住民らが鑑賞を楽しんでいる。

   センター職員は相談業務などで高齢者宅を訪れる機会も多く、そこで目にした「すてきな作品を眠らせておくのはもったいない」と文化祭を企画。合わせて介護に関する相談会も同時開催することにした。

   時間は午前10時~午後2時。予約不要で、鑑賞希望者は直接会場へ。