苫小牧市内7カ所がオレンジ色に 児童虐待防止推進月間

苫小牧市内7カ所がオレンジ色に 児童虐待防止推進月間
児童虐待防止のシンボルカラーであるオレンジ色にライトアップされた苫小牧信用金庫本店

 児童虐待防止推進月間(11月)に合わせ、苫小牧市内で1日、公共施設や寺院などを運動のシンボルカラーであるオレンジ色に光らせるライトアップ事業が始まった。市役所の1階ロビーでは啓発展示も実施中だ。

   ライトアップしているのは、▽苫小牧信用金庫本店(表町)▽緑ケ丘公園展望台(高丘)▽正光寺(高砂町)▽苫小牧西港フェリーターミナル(入船町)▽ネピアアイスアリーナ(若草町)▽ふれんどビル(表町)▽エクスカフェ(末広町)―の7カ所。いずれも11日まで。

   市役所ロビーの啓発展示では、虐待から子どもを守る条例や、児童相談所全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」を紹介。市こども相談課の職員が色画用紙などで作った大木のイラスト上に、来庁者がオレンジ色のシールを貼る取り組みも実施中だ。

   困っている子どもを孤立させないという観点から、大人に代わって家事や介護、育児などをする子ども・ヤングケアラーに関する展示も行っている。29日まで。

   このほか、要保護児童対策地域協議会の会員らが商業施設で、買い物客らに児童虐待の未然防止や早期発見、迅速な通報を呼び掛ける活動を予定。同課は「子どもたちを温かく見守る地域づくりに関心を寄せてもらえれば」と話す。