道と胆振総合振興局主催の「胆振東部3町応援フェスタ」が3日、札幌市中央区の道庁赤れんが庁舎前庭で開かれた。胆振東部地震の発生から6年目の晩秋。厚真、安平、むかわ3町の被災地が特産品を販売。復旧・復興をアピールした。
2024年度胆振東部地震復旧・復興支援事業として開催。「発災から6年が経過し復旧・復興が進んでいる3町について、未来志向で頑張る地域の姿をより多くの方に感じていただきたい」(胆振総合振興局)と初めて企画した。
赤れんが庁舎前庭に設けられた会場では、3町がそれぞれブースを設置。厚真町は「ハスカップドリンク」や「ハスカップ綿あめ」、安平町は「菜の花はちみつ・オイル」「チーズ羊羹」「玉ねぎドレッシング」などを販売した。むかわ町は名物のシシャモをその場で焼いて500円(3匹)で販売。散歩中に会場を訪れた札幌市民の60代男性は「やっぱり本物のシシャモはおいしいですね」と笑顔を見せた。会場内に香ばしい匂いを漂わせ、国内外の観光客や市民の人気を集めていた。
500円以上買い物をした人には、胆振東部3町産の新米が当たる抽選会が行われたほか、会場では、3町の復旧・復興の街づくりの歩みを紹介するパネルも展示。また、厚真町の被災地ガイドを務める高校生ら2人の講演も行われた。