(10月26日~11月2日)
◇第50回衆院選、道9区は山岡氏4選(10月27日) 第50回衆院選は投開票され、道9区(胆振・日高管内)は立憲民主党の前職山岡達丸氏(45)が10万6007票票を獲得して4回目の当選を果たした。自民党新人の松下英樹氏(34)は6万2328票、共産党新人の立野広志氏(67)は2万557票だった。9区の小選挙区の投票率は53.35%で小選挙区に移行した1996年以降で最低。
◇同、道内は与野党逆転(同) 20議席(小選挙区12議席、比例代表道ブロック8議席)の争奪戦となった道内は、立憲民主党が過半数以上の12議席(小選挙区9議席、比例3議席)を獲得し、与野党対決を制した。自民党は6議席(小選挙区3議席、比例3議席)まで減少。公明党も小選挙区で議席を失い1議席(比例)にとどまった。国民民主党が比例で初の1議席を奪取した。道内で与野党勢力が逆転したのは、「政権交代」の風が吹いた2009年8月以来15年ぶり。
◇同、自公過半数割れ(同) 派閥裏金事件で厳しい批判を受けた自民党は連立政権を組む公明党と共に大敗し、過半数(233議席)を割り込んだ。自民党の議席は当選した非公認候補3人を含めても194。公示前の256から大きく減らした。公明は石井啓一代表が落選し、公示前から8減の24議席となった。立憲民主党は50増の148議席。公示前勢力7の国民民主は28議席に伸ばした。維新は38議席へ五つ減らした。自民が単独過半数を失うのは2009年の衆院選以来15年ぶり。
◇岩倉苫小牧市長、辞職届提出(28日) 苫小牧市の岩倉博文市長(74)は藤田広美市議会議長に辞職届を提出した。29日午前に臨時記者会見を行い、「任期満了まで市政のために尽くす思いだったが、市政のかじ取り役として肉体的な限界を実感し、これ以上皆さんにご心配とご迷惑をかけるわけにはいかないと、市長の職を辞することを決断した」と説明。5期目の任期を約1年8カ月残して退く。岩倉市長は市議会が同意する11月5日付で退職する。後任を決める市長選は12月1日告示、同8日投開票で行われる。
◇白老町、文化交流団が台湾訪問(29日) 白老町と白老アイヌ協会、白老観光協会が、友好交流推進協定を締結した台湾花蓮県秀林郷(しゅうりんごう)などを11月2日までの日程で訪問。大塩英男町長ら10人で構成する文化交流団が王玫瑰(ワン・メイクェイ)郷長を表敬、台湾最大の台北国際旅行博で町をPRした。秀林郷への訪問は2022年8月の協定締結以来、初めて。
◇苫小牧でコスプレフェスタ開幕(11月2日) とまこまいコスプレフェスタ」が開幕。樽前山神社で開会式を行った。3日まで、市内外から集ったコスプレイヤーが漫画やゲームのキャラクターに成り切り市内各所での撮影や交流、各種イベントを楽しんだ。