留学生から海外事情など聞く ウトナイ中学校で茶話会 国際ソロプチミスト苫小牧

留学生から海外事情など聞く
ウトナイ中学校で茶話会
国際ソロプチミスト苫小牧
ネパールの様子を生徒らに紹介するバハドラさん

 女性奉仕団体の国際ソロプチミスト苫小牧(佐藤美枝子会長)は10月31日、「夢を拓く 中高生との茶話会」を苫小牧ウトナイ中学校で開いた。会員と生徒が市内の留学生から海外事情や目標などを聞き、将来について語り合った。

   夢や目標に向かって歩もうとする若者を応援する活動。会員14人と同校の生徒会役員や地域活動推進委員など1~3年生14人が参加した。

   初めに、北洋大学外国人留学生別科に通うネパール出身のカトリラリト・バハドラさん(22)から、同国について話を聞いた。バハドラさんは写真や映像をスクリーンに映しながら、文化や風土を紹介。ネパールでは父母の助けで生活していたが、日本では勉強もアルバイトも家事も自分でするため「生活がとても難しい」と現状を伝え、ホテルで働くことを目標に日本語の勉強に打ち込んでいることを語った。

   この後、参加者は5グループに分かれて意見交換。中岡颯さん(1年)は「(茶話会では)みんなの夢を聞くことができた。自分もプロ野球選手になり、メジャーリーグで活躍するという夢に向かって頑張りたい」と話していた。