気象庁によると、東胆振6観測地点の10月の平均気温は11・1~13・6度で、いずれも観測史上最高を記録した。苫小牧市の13・6度が最も高く、白老町白老13・3度、むかわ町鵡川12・4度、厚真町12・1度が続いた。
同月の日最高気温も厚真の25・4度(1日)、鵡川の24・3度(同)の2地点で最高を更新。厚真町で10月に「夏日」(最高気温が25度以上)を記録するのは初めて。
降水量は東胆振7地点で観測。中旬以降、前線を伴う低気圧などの影響で大雨の日があり、10月の降水量は平年を33・5~101・3ミリ上回った。特にむかわ町穂別は205・5ミリ、厚真町は196・5ミリ、安平町は192ミリに達し、いずれも統計上3番目の多さだった。
室蘭地方気象台は「暖かい空気に覆われやすく、晴れた日も多かった」と分析。11月も平均気温は平年より高く、降水量はほぼ平年並みの予想という。