自民党所属の苫小牧市議会議員金沢俊氏(50)が、岩倉博文前市長の辞職に伴って行われる12月1日告示、同8日投開票の市長選に向けて、立候補する方向で最終調整していることが分かった。8日にも市内で記者会見を開き、出馬の意向を表明するとみられる。
金沢氏は苫小牧市出身。同志社大を卒業後、民間企業、市役所勤務を経て2007年の市議選で初当選し、現在5期目。19年から2年間は議長も経験し、現在は市議会の最大会派・新緑の会長を務めている。
22年に自民党道議で同党苫小牧支部長だった遠藤連氏が引退を表明した際、金沢氏が後任候補に名乗りを上げたが、遠藤氏が別の候補を後継に指名し、金沢氏に対して「努力して市長を目指して」と激励した経緯があり、市長選への出馬が取り沙汰されてきた。