国際的な女性奉仕団体国際ソロプチミスト苫小牧はまなす(髙橋和子会長)はこのほど、同団体に貢献した千嘉代子(1897―1980年)の功績をたたえる記念事業を市内のホテルで行った。会員らが茶を供え、活動への思いを新たにした。
千嘉代子は裏千家十四代家元淡々斎と結婚し、茶道の普及に尽力。ソロプチミスト活動にも注力し、1976年に国際ソロプチミスト日本リジョンの初代ガバナーに就任。ソロプチミスト日本財団の初代理事長も務めた。
記念事業は千嘉代子の生誕月の10月にちなみ、ファウンダー(初代)ガバナーデーと銘打ち、実施。会員や会ゆかりのゲストなど15人が参加し、資料などを通じて功績を振り返った。茶道裏千家淡交会苫小牧支部の成田宗貴さんが会員らの前で茶をたて、参加者は所作を見守りながら、もてなしや感謝の気持ちを伝える茶道文化に触れた。