寒気の影響で全道的に冷え込みが強まった7日、樽前山(1041メートル)の7合目ヒュッテ周辺は一面、雪景色となった。ヒュッテ管理人の山田和人さん(65)が7合目駐車場から支笏湖を見下ろす格好で同日午前11時ごろに撮影した1枚は、砂利道が見えなくなるほど真っ白。周囲の木々も雪で覆われていた。
山田さんによると、山頂付近では6日夕から雪が降り始め、中腹まで積雪。7日午前も道道樽前錦岡線の丸山ゲート(苫小牧市丸山)―錦岡ゲート(同市錦岡)の15・8キロ区間(冬期通行止め中)には雪が残り、山に近づくにつれ、積雪が深くなっていたという。
「7合目の積雪は15センチほど。ヒュッテ前の温度計は日中でも氷点下2度と、もう冬本番」と山田さん。胆振総合振興局によると、今季、立ち入りを規制している「東山コース」の登山道整備については積雪後も続けられ、年内の完成を目指している。