ウィークリーみんぽう

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 (11月2~9日)

   ◇社台スタリオン、バスツアー(3日) 苫小牧市のノーザンホースパークは1、3両日に社台スタリオンステーション(安平町)へのバスツアーを行った。23年に世界ランク1位に輝いたイクイノックスや、無敗のクラシック三冠馬コントレイルなど往年の名馬が公開され、抽選で参加できた道内外の競馬ファンらが撮影などを楽しんだ。

   ◇岩倉苫小牧市長、退任(5日) 苫小牧市の岩倉博文市長(74)が市長職を退任した。市議会が臨時会を開き市長の辞職に全会一致で同意した。議会後、庁舎1階ロビーで退任セレモニーが行われ、岩倉氏は感謝の思いを述べた。岩倉氏は衆院議員を経て2006年7月の市長選で初当選。5期務めた。昨年11月に出張先の韓国で倒れ、公務復帰後も体調不良で入退院を繰り返し、10月28日に辞職届を提出した。

   ◇王子総合病院、日胆初の乳がん新治療導入(6日) 苫小牧市の王子総合病院は、胆振・日高管内で初めて早期乳がんの新たな治療法「ラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法(RFA)」を導入した。がん細胞に針を刺して熱で焼く治療法。▽腫瘍の大きさが1.5センチ以下▽脇の下のリンパ節に転移がない―などが条件。がん細胞に針を刺して焼く施術で残る傷は針痕程度。乳房はほぼ変形もなく残せる。昨年12月に保険適用され、道内では7月に北大病院が導入、10月10日付で王子など3機関が新たに承認された。

   ◇すがわら内科の院長がぜんそく治療で論文(7日) すがわら内科呼吸器科の院長・理事長、菅原洋行さんがぜんそく患者の治療に関する論文をまとめ、英国医学雑誌に掲載・公表された。2年間にわたって患者を治療観察し、長時間作用型ムスカリン拮抗薬の効果を実証した。

   ◇米大統領選、トランプ氏が当選確実に(同) 米大統領選は5日、全米各地で投開票され、返り咲きを狙った共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)が、女性初の大統領を目指した民主党のカマラ・ハリス副大統領(60)を激戦の末に破り、当選を確実にした。勝敗を左右する激戦州を次々と制した。

   ◇カネカ、苫東の新工場2027年3月稼働予定(同) 総合化学大手、カネカは、苫小牧東部地域の同社苫東工場内に医療用カテーテルの工場を新設すると発表した。同社グループのカネカメディックスが出資し、投資額は約100億円。同工場西側約7000平方メートルに、2025年5月に着工し、27年3月の稼働開始を予定している。

   ◇苫小牧市長選、金沢氏出馬表明(9日) 苫小牧市議(自民党)の金沢俊氏(50)が12月1日告示、同8日投開票の市長選への出馬を正式表明した。「生まれ育った苫小牧をよりよいまちにしていくため一生懸命頑張りたい」と抱負を述べた。前市長の岩倉氏がメッセージを寄せて後継を指名。同市長選の立候補表明は金沢氏が初。