道と北海道観光機構(小金澤健司会長)は10日、新企画「HOKKAIDO LOVE! ロケーションスタンプラリー」を開始した。秋から冬にかけての閑散期の道内周遊を促進するのが狙い。映画やアニメのロケ地を巡ってもらうデジタルスタンプラリーで、抽選で景品が当たる。初日の同日は、道庁赤れんが庁舎前庭で記念イベントも開催された。
本道は映画やアニメ、ドラマで多くの舞台となっている。スマートフォンのGPS位置情報を利用し、そうした作品の舞台を巡ってスタンプを収集。集めたスタンプ数に応じて、トラベルギフト(10万円分、3万円分)、カタログギフト(5000円分)などの景品が当たる抽選に応募できる。
対象となる場所は、道庁赤れんが庁舎前庭、札幌時計台、新千歳空港など道央が15カ所、羽幌神社など道北が8カ所、五稜郭タワーなど道南が9カ所、福原山荘など道東が13カ所の計45カ所。期間は10日から来年2月28日まで。
初日は道庁赤れんが庁舎前庭で、記念イベント「北海道ぐるっとロケ地フェス」を開催。オープニングイベントで、タレントの森崎博之さんは「北海道の冬は真っ白な冬で、とてもきれいな季節。皆さんがインフルエンサーになって、どんどんSNSで発信していきましょう」と詰め掛けた観客に呼び掛けた。開催宣言した鈴木直道知事も「北海道は素晴らしい映画、ドラマ、アニメの舞台になっている」とし、「全道45カ所のスタンプラリー。札幌だけじゃなくぜひ各地を回ってもらい、地域を応援していただきたい」と述べた。
会場には、道内自治体や関係団体がPRブースを開設。スープカレーや焼きそば、ワイン、地酒などを販売し、本道の食の魅力をアピール。森崎さんがスペシャルトークステージを展開したほか、本道を拠点に活動するボーイズユニット「NORD(ノール)」のライブも人気を集めた。