「鮭の日 アイヌフェスタ」 伝統のマレク漁に挑戦 千歳

「鮭の日 アイヌフェスタ」 伝統のマレク漁に挑戦 千歳
マレク漁でサケを仕留める参加者

 千歳市花園のサケのふるさと千歳水族館で「鮭の日 アイヌフェスタ」が9、10両日開かれた。参加者は、アイヌ民族伝統のマレク漁や古式舞踊、鹿の角ストラップ作り体験を楽しんだ。

   千歳アイヌ協会、千歳アイヌ文化伝承保存会の主催。

   「鮭」という漢字のつくり「圭」が「十一」「十一」と分解されることにちなみ11月11日を「鮭の日」と定めている。

   水族館裏手の池では、アイヌ民族ゆかりの鉄かぎ(マレク)で魚を銛(もり)のように突いてサケを捕獲するマレク漁体験が行われた。参加者は、オプ(柄)を握り、泳ぎ回るサケに狙いを定め、マレクを突いて仕留めていた。

   体長80センチの大物のシロザケをゲットした札幌清田平岡中央小4年の藤田悠(はると)君は「授業でアイヌ文化を学んだ。友達に自慢したい」と笑顔で話した。