男女平等参画都市宣言11年 17日に講演会 苫小牧

男女平等参画都市宣言11年 17日に講演会 苫小牧
講演会への来場を呼び掛ける佐藤支部長ら

 苫小牧市が道内自治体で初めて男女平等参画都市宣言を行ってから11年を迎えるのを記念した講演会が17日、市民会館で開かれる。札幌市の弁護士池田賢太さんが講師を務め、日本国憲法を暮らしの中に位置付けることの大切さを説く。

   男女平等(人権)参画を推進する市民・全国ネットワーク苫小牧支部と、市民組織「平和を求める100人会」の共催。

   市は男女平等参画社会実現に向けた市民の意識高揚と機運醸成のため、2013年11月17日に男女平等参画都市を宣言。その後の取り組みを振り返りながら平和で豊かな社会について考えるきっかけとして、同支部が講演会を企画した。

   賛同者を募ったところ、約100人の市民が名乗りを上げたため、「100人会」との共催とした。

   講演テーマは「くらしの中に憲法を 平和な未来をこどもたちにつなぐために」。池田弁護士はドメスティックバイオレンス(DV)事案や平和的生存権を巡る訴訟など、「一人ひとりを尊重すること」を基本にさまざまな事件を担当。憲法研究にも力を入れており、講演会ではそれらの経験や研究を軸に、憲法の視点から平和な社会の在り方について語る。

   同支部の佐藤昭子支部長は「社会が大きく激動する今、私たちは何をすべきかを考えるきっかけになれば」と話す。

   当日は午後1時半から。資料代300円。希望者は直接会場へ。

   問い合わせは佐藤支部長 携帯電話090(5074)3249。